薦田典佳 | 生活残業者に対する間違った評価をしないために

薦田典佳 | 生活残業者に対する間違った評価をしないために

生活残業をもしあなたがやっている場合、または貴方が経営者で社内に生活残業者が多い場合。

このようなシチュエーションに陥ったとき、どのような社内への影響があるかについても知っておきましょう。

生活残業者が回りに与える影響

生活残業者が社内に多い事で与える悪影響というものが実はあります。

残業をしている人が頑張っているという風潮を作ってしまう

日本ではまだまだ、残業をしている人のほうが「モーレツに働いている」「やる気のあるひと」というように評価する風潮があります。

そのため、定時で帰る人と、残業をして仕事をしている人では印象としてどうしても残業をしているほうが偉いというような風潮を社内で作り上げてしまいます。

残業をしない人が帰り辛い

残業をせずにしっかり仕事を終わらせた人が、「まだ仕事している人がいる」ということで帰りづらい雰囲気になるという事があります。

日本人の多くは同調圧や空気を読むという事をしてしまいます。

だから定時で帰宅する事に対して、「帰りづらい」「なぜか罪悪感がわく」というような遠慮をしてしまうのです。

結果として、生活残業者が多くいる部署では、同じように帰り辛さからやらなくてもよい残業をして空気を合わせてしまう人が増えるのです。

真面目に働いている人のやる気が低下する

日中はわざと仕事をさぼっているのに、残業をして仕事をしている人がいると、日中にバリバリ仕事を片付ける人のやる気をそぎます。

なぜならサボってわざと残業をしている人のほうが給料が良くなってしまうからです。

結果として、生活残業者の多い部署では、真面目に働いている人もやる気がなくなり、彼らもまた「時間内に仕事を終わらせるなんてばからしい」というような考えになってしまうのです。

このように、本来やらなくてもよい残業をわざと行う生活残業者が多い会社では、他の社員のやる気低下などにつながります。

残業をする事が本当に良い事なのか、経営者の目線でこのような生活残業者をどう減らして行くかという事がとても重要な課題になるのです。